2017/06/06 17:00

加藤嘉を眺めるだけで、涙があふれる里山映画!

1983年作品(106分)/ ローランズ・フィルム/ 3,800円(税抜)/レンタルあり
1983年作品(106分)/ ローランズ・フィルム/ 3,800円(税抜)/レンタルあり

 この連載も五周年を迎えて少しは認知されたのか、ここにきて旧作邦画を扱うメーカーやレーベルから見本を送っていただけるようになった。

 送られてきたパッケージを目にして初めて「これもDVD化されていたのか」と知ることになる作品も多々ある。

 今回取り上げる『ふるさと』も、そんな一本だ。

 主演は、筆者の大好きな役者・加藤嘉だ。骸骨にそのまま皮膚が張り付いたような面相と異様なまでに黒目の大きい目、そして痩せ細った華奢な身体――その姿は、様々な作品で強烈なアクセントとしての役割を果たしてきた。『砂の器』の終盤の回想シーンで息子とひたすら流浪の旅をする映像が多くの観客の涙を誘ったことに象徴されるように、その詩的とすら言える風貌は、映し出されるだけで観る者の心を何らかの形で揺さぶってくる。時に哀しく、時に不穏に――多様なドラマ性を身にまとっている役者といえる。

 本作はそんな加藤嘉が主役として出ずっぱりの状況になるわけだから、こちらのかき立てられる感情も並大抵のものではなくなってくる。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

おとなしく過ごしたいのに、引っ張りだされてストレスがたまり...もっと見る >