2017/07/02 07:00

黒柳徹子の語る、昭和のテレビのとっておき秘話 #2

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黒柳徹子さんが語る昭和のテレビの話。当時の共演者とのエピソードから今後の目標まで、とっておきのお話を伺った。
(出典:文藝春秋2016年1月号)

アクシデントだらけの昭和のテレビ――セリフを憶えない三木のり平さん

 当時のテレビはすべて生放送ですからアクシデントは毎日何かしら起こりました。「夢であいましょう」のようなバラエティーはまだしも、ドラマもそうですから、今では考えられないことです。

 たとえば一九六一年四月に始まった「若い季節」。日曜夜八時台でしたから、現在の大河ドラマと同じ枠です。初めは前日に集まって稽古していたのが、台本が遅れるようになって、当日の午後一時にNHKで受け取るようになりました。

 それから本番までにセリフを憶えなくてはいけませんからみんな競争です。私はわりと憶えるのが早くて、回を重ねるごとにセリフの数がどんどん増えていきました。脚本家はセリフ憶えのいい人にたくさん押しつけたくなるものなんです。一回の放送で百以上のセリフがあったこともありました。しかも生です。

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