2017/06/19 11:00

『貴族探偵』は“神ドラマ”なのに月9なのがイカン――青木るえか「テレビ健康診断」

「貴族探偵」出演者(左から)井川遥、生瀬勝久、武井咲、松重豊、中山美穂、滝藤賢一。 ©スポーツニッポン新聞社/時事通信フォト
「貴族探偵」出演者(左から)井川遥、生瀬勝久、武井咲、松重豊、中山美穂、滝藤賢一。 ©スポーツニッポン新聞社/時事通信フォト

『真田丸』そっくりだ。内容じゃなくてネットの盛り上がり方が。放映直後からツイッターとかでハッシュタグつけて「あの場面にはこういう意味が!演出が神!」とか怒濤のように流れる。登場人物が魅力があり話が面白く演出が素晴らしく、深い意味があり、その意味がわかんなくても面白いしわかったらもっと面白い神ドラマ! そんな神ドラマなのに視聴率のほうは盛り上がらない『貴族探偵』。

 で、見るとほんとに『真田丸』だ。出演俳優の大ゲサな顔芸でオトしてみせてそのあとカッコイイ行動でドキッとさせるとか、セットも衣装も演技もクドく作り込みすぎてるところとか。ドラマというより演劇ちっくな世界が。

 でも大河と違って基本一話完結で事件を探偵が推理する……のだが、この話の探偵は名前すらわからない謎の「貴族」であって推理なんてことは使用人にやらせてただ貴族っぽく座って紅茶飲んでるだけ。「何もしない」ことに意味があるらしいので、その風変わりな設定を表現するために必然、あらゆることのクドさが増して『真田丸』以上に胸焼けする(そういや真田信繁もたいがい「コイツ何もしないで覗いてばっか」と言われてたもんだが)。

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新しい人間関係を始めるのにいい日。社交センスもマナーもカン...もっと見る >