2017/07/03 17:00

スペイン・アカデミー賞で5部門受賞 「しあわせな人生の選択」を採点!

©IMPOSIBLE FILMS, S.L./TRUMANFILM A.I.E./BD CINE S.R.L. 2015
©IMPOSIBLE FILMS, S.L./TRUMANFILM A.I.E./BD CINE S.R.L. 2015

〈あらすじ〉

モントリオールの大学で教鞭をとるトマス(ハビエル・カマラ)は、親友のフリアン(リカルド・ダリン)の具合が悪いと聞き、数年ぶりにマドリードに帰郷する。フリアンは経済的に困窮しており、延命のための化学療法を拒否し、身辺整理をし始めていた。トマスはその決断に困惑しながらも、4日間の滞在中、愛犬トルーマンの里親探しや、アムステルダムの大学に通う息子ニコに日帰りで会いに行くフリアンに付き添い、金銭面でもサポートする。いよいよ迎えた別れのときに、トマスは親友からある頼み事をされる。

〈解説〉

日本では本作が初公開作となるセスク・ゲイ監督が、母親の闘病体験をベースに脚本を書いた、第30回ゴヤ賞5部門受賞作。108分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆深刻な題材を見事に料理と感心したものの感動はできず。作り手の意図がちらついて。老犬名演。原題のほうがよかった。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆こんな話なのに、観察と抑制を利かせた低い声で通している。塩味を控え目にした芝居が、さりげない明るさをもたらす。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆深刻な話だが笑えて泣けて胸が熱くなった。こんな友人が自分にいるか、懐具合を見るように知人の顔が浮かんでは消え。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆疎遠だった父と息子の関係など、気まずさに包まれた愛の描写がリアル。随所の生っぽい感情が後を引くスルメ系の佳作。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆余命モノにありがちなお涙頂戴にはならないスペイン式洞察力。忠犬+バディモノとして、静穏に人生の最期を考える。

INFORMATION

「しあわせな人生の選択」(スペイン・アルゼンチン)
7月1日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
脚本・監督:セスク・ゲイ
出演:リカルド・ダリン、ハビエル・カマラ、ドロレス・フォンシ ほか
http://www.finefilms.co.jp/shiawase/

(「週刊文春」編集部)

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