2017/07/17 17:00

「セッション」のドラマーがボクサー役で熱演 「ビニー/信じる男」を採点!

©BLEED FOR THIS, LLC 2016
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〈あらすじ〉

1988年、ボクサーのビニー・パジェンサ(マイルズ・テラー)は、プロモーターから引退を勧告される。諦めきれないビニーは、マイク・タイソンにクビにされて過去の人となったトレーナー、ケビン・ルーニー(アーロン・エッカート)と組んで2階級上のジュニアミドル級に挑み、チャンピオンベルトを手にする。しかし、ビニーはその直後、正面衝突事故で首を骨折し、瀕死の重傷を負う。医師からは脊椎固定手術を勧められるが、その手術を受けるとボクサーとしての再起の道が完全に断たれるため、ビニーは遥かにリスクの高い別の脊椎固定手術を選ぶ。頭と首を固定する金属の装具をつけて半年が過ぎた頃、ビニーはケビンを説得し、地下室で秘密の訓練を開始する。

〈解説〉

超人的なカムバックを果たしたボクサーの実話を映画化。『マネー・ゲーム』のベン・ヤンガーが脚本と監督を務める。117分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆ボクサーとトレーナー、俳優2人の献身的演技。迫真の対決シーン。キビキビとしたリズムのある描写。引き込まれた。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆お約束の展開だが、全篇を貫く痛みや脂汗が的確に映像化されている。パズは渋いボクサーだし、この監督は過小評価だ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆金、女、博打とは無縁のボクサー映画。壊れた肉体と向き合うビニーの姿は、人生を諦めずに努力する勇気をくれる。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆実話の再現ながら、「芝居すること」の高揚がよく伝わる。ボクシング映画の定型を内側からズラすような構造も妙味あり。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆『セッション』に続きドM根性剥き出しな不屈の男を演じるテラー。彼を育んだ土地、時代、人物の描写も説得力あり。

INFORMATION

「ビニー/信じる男」(米)
7月21日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開
脚本・監督:ベン・ヤンガー
出演:マイルズ・テラー、アーロン・エッカート、ケイティ・セイガル、キアラン・ハインズ、テッド・レヴィン ほか
http://vinny-movie.com/

(「週刊文春」編集部)

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