2017/08/12 11:00

大山のぶ代は夫の死を理解できたのか

©文藝春秋
©文藝春秋

 俳優の砂川啓介さんが7月11日、尿管がんのために亡くなった。80歳だった。

 砂川さんがラジオ番組で、妻で女優の大山のぶ代さん(83)が認知症であることを公表したのは2015年5月のこと。それからたった2年2カ月、愛する妻を残しての「無念の死」だった。

 2人の最後の対面は葬儀前に、砂川さんの亡くなった病院でひっそりと行われた。

「お線香をあげてから棺の前へ連れて行き、砂川さんのお顔を見てもらったら、大山は、

『お父さん』

 と、涙ぐみながら言いました。でも次の瞬間には、出口へスタスタ歩き始めていました。

『えっ? ちょっと待って。もう帰るの?』

『帰る』

 ふわっと砂川さんのお顔を見て、すうっと出て行ってしまったんです。(略)数分前の出来事は忘れてしまいますから、そのときにはもう忘れていたと思います」

 そう回想するのは、砂川さんとともに大山さんの介護をしてきた夫婦の担当マネジャー、小林明子さん。2人との付き合いは30年に及ぶ。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

あなたの持つ感受性が注目される日。作品づくりをしてるなら発...もっと見る >