2017/08/13 17:00

盆踊りの哲学――政治学者・栗原康インタビュー#2

©榎本麻美/文藝春秋
©榎本麻美/文藝春秋

盆踊り大会でひと踊りしたあと、居酒屋で行った政治学者・栗原康さんのインタビュー。鎌倉時代の一遍が広めた「踊り念仏」は、頭をガクガク、体をグニャグニャにゆりうごかし、まちがった身体のつかいかたに徹していくことで、自由奔放に生きる身体感覚をつかむものでした。ビールがとまらない後編は、意外にも「長渕剛」論へ広がっていきます(#1より続く)。

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踊り念仏は、縦ノリのパンクロックに近い

―― 一遍の踊り念仏は、合唱団のような野外での念仏からはじまったのならば、音楽的な要素も強いですね。

栗原 音楽フェスっぽいんですよ。一遍がすごいと思うのが、江の島で最大120日間ぶっ通しで踊ったらしいんです。夜通し。その間に休んでいるひとはいると思うんですが、「貴賎あめのごとくに参詣し、道俗雲のごとくに群集す」と『一遍聖絵』に記されています。数千人規模で集まったのではないでしょうか。もう踊りのお手本役なんてまったく見えないレベルだと思います。きっと最初は見よう見まねで、そして最後はもう好きなように、それぞれいろんな型で踊っていたんじゃないでしょうか。

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