2017/08/24 17:00

桐竹勘十郎「文楽のファンタジスタが挑む狐の“七化け”の魅力とは」

写真/森口ミツル
写真/森口ミツル

 どの世界にも、「この人が登場したらきっと面白いものを見せてくれるはず」と期待させるプレイヤーがいる。

 文楽では人形遣いの勘十郎さんがその筆頭に挙げられるが、今年は入門50年を迎える節目の年。きたる国立劇場での9月文楽公演『玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)』で、驚異の人形の“七化け”を披露する。

 ここで言う“七化け”とは、人形の早替わりのこと。

 1体の人形を主遣(おもづか)い、左遣い、足遣いの3人で遣う“三人遣い”が文楽の人形の特徴だが、“七化け”では主遣いの勘十郎さんだけが変わらず、座頭(ざとう)、娘、雷、いなせな男、夜鷹(よたか)、女郎(じょろう)、奴(やっこ)……と、性格も形も違う人形を、次々と持ち替えて遣ってみせる。

 昭和49年を最後に上演されていなかったこの七化けの「化粧殺生石(けわいせっしょうせき)」を2年前、41年ぶりに大阪の国立文楽劇場で復刻したところ、評判となり、日に日にお客さんが増え、千穐楽(せんしゅうらく)には満員になった。「東京でも見たい」という声に応(こた)え、今回、国立劇場の舞台に掛かる。

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