2017/09/08 17:00

長谷川博己インタビュー「黒沢清監督に衝撃を受けて映画界に」

©杉山秀樹/文藝春秋
©杉山秀樹/文藝春秋

 いまもっとも旬な俳優にして、熱心な映画ファンでもある長谷川博己が、映画『散歩する侵略者』(9月9日公開)で、長く敬愛する黒沢清監督作品に念願の初出演を果たした。黒沢作品との出会い、その魅力の真髄から、撮影現場で目の当たりにした演出術まで、情熱的に語り尽くす。

◆◆◆

『スウィートホーム』の衝撃

——長谷川さんはもともと黒沢清監督の映画の大ファンだったとうかがいましたが、最初に見た黒沢映画は何だったんでしょうか。

長谷川 最初は『地獄の警備員』だったかな。大学か高校のときに見てこれはすごいなと思ったのをよく覚えています。ただこれはVHSで見た作品で、映画館で最初に見たのは『CURE』でした。どちらを先に見たのかはよく覚えていないんですが。とにかく黒沢監督というすごい監督がいるぞと驚いたのがこの二作品で、それがきっかけで映画界に入りたいなと思ったりしました。ああ、でもその前に『スウィートホーム』を見ていますね。あれは小学生ぐらいだったかな。もちろん当時は黒沢監督だっていう認識はなかったけれど、テレビでこの作品を見て、こんなにおもしろい日本のホラー映画は見たことがないと興奮しました。山城新伍さんも出ていたし、古舘伊知郎さんの体が分断されてウワーッと這いずりまわったりしているのがもう強烈で。素晴らしい映画でした。最後の、宮本信子さんと再会するところなんか本当にホッとした覚えがあります。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

精神的に落ち着いて過ごせる日。父親に感謝の気持ちをあらわす...もっと見る >