2017/09/17 11:00

スター・ウォーズが100倍おもしろくなる「ミレニアム・ファルコンとハン・ソロの秘密」(後編)

©getty
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 前回は「撮影用模型としてのミレニアム・ファルコン」と、それを完璧に縮小再現したバンダイ製プラモデルの魅力について主に語った。今回はいよいよ「スター・ウォーズ世界でファルコン号が果たしている本当の役割」、そして「なぜ、ファルコン号の船長はハン・ソロでなければならなかったのか」「なぜ、新三部作で主人公のレイはファルコン号の新たな主となったのか」という核心部分について論じていきたい。

「根をもつこと」と「翼をもつこと」との相克

 その謎を解く鍵となるのが、ジョージ・ルーカスがスター・ウォーズに先立ち、監督した映画「アメリカン・グラフィティ」だ。

 この映画、ルーカス自身が青春を過ごした1960年代初めのアメリカ西部の田舎町、モデストを舞台に、高校を卒業した直後の若者たちの一夜を描いているのだが、驚くべきことに、この作品のテーマは、「スター・ウォーズ」シリーズ全体のテーマとまったく同じなのだ。

 それは、社会学者にして思想家でもある見田宗介(筆名・真木悠介)の言葉を借りれば「根をもつこと」と「翼をもつこと」との相克と言えるだろう( 『気流の鳴る音 ─交響するコミューン』 ちくま学芸文庫)。

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