2017/09/26 17:00

ダニエル・ラドクリフが死体役を熱演!? 映画「スイス・アーミー・マン」を採点!――シネマチャート

©2016 Ironworks Productions, LLC.
©2016 Ironworks Productions, LLC.

〈あらすじ〉

青年ハンク(ポール・ダノ)が無人島で救援を待つことに疲れ果て、自ら命を絶とうとした瞬間、海岸に男の死体(ダニエル・ラドクリフ)が流れ着く。お尻からガスを噴出しジェットスキーのような推進力を持つ死体にまたがり、ハンクは無人島からの脱出に成功するが、辿り着いた場所は森のなかで、携帯電話もつながらない。死体を連れて歩き出したハンクは、死体が「メニー」という名を名乗り、口から飲み水を噴き出し、会話の相手にもなることに驚かされる。まるでスイス・アーミー・ナイフのように多彩な機能を持っているメニーを旅の友に、ハンクは故郷に帰る決意をする。

〈解説〉

ダニエルズ(ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン)の長編監督デビュー作。孤独な青年と死体との友情と冒険を描く、奇想天外な青春映画。97分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆奇想の話にわくわくしたが、後半、死体感(?)が薄すぎるのでは? 贔屓のP・ダノ、髭で特徴的な顎が見えず少し残念。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★☆☆☆人力ジェットスキーには笑ったが、あとは幼稚な意匠倒れが多い。D・ラドクリフの台詞の意図的な一本調子にも閉口。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆ラドクリフのCGでいじり倒されても出演する肝の太さと、ダノの口元の女っぽさに心を弄(まさぐ)られた。塞いでいる貴方必見。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆ぶっ飛んだ冒頭パートには痺れた。しかし出鼻の発想のテンションに、残りの本編が追いつかず。主演男子ふたりは好演。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆十徳ナイフ程の技あり万能屍体男と絶望男の痛快バディ。恥と誇り。人生は表裏一体。ラドクリフの死にっぷりに驚嘆!

INFORMATION

「スイス・アーミー・マン」(米)
9月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開
監督:ダニエルズ(ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン)
出演:ダニエル・ラドクリフ、ポール・ダノ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド ほか
http://sam-movie.jp

(「週刊文春」編集部)

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