2017/10/03 17:00

十三回忌迎えた石井輝男 異次元の天才性発揮作!――春日太一の木曜邦画劇場

1974年作品(86分)/東映/2800円(税抜)/レンタルあり
1974年作品(86分)/東映/2800円(税抜)/レンタルあり

 今年は石井輝男監督の十三回忌にあたる。筆者は二十年前に短い期間ながらも監督の書生をしていた経験があり、その際にさまざまな目に遭ったため愛憎相半ばしている。

 が、「網走番外地」シリーズや「異常性愛路線」など多岐にわたるそのフィルモグラフィを通じて盛り込んできた、アクション、コメディ、エロスにおける奇想天外なアイデアの数々は、個人的な感情を抜きにしても圧巻であった。

 中でも、今回取り上げる『直撃地獄拳 大逆転』では、隙間なくアイデアが炸裂する。

 描かれるのは、十億円の宝石と共にマフィアに誘拐された海外要人の令嬢奪還を元警視総監(池部良)から依頼された、忍者の子孫・甲賀(千葉真一)、金庫破りの名人・桜(郷鍈治)、元刑事の殺し屋・隼(佐藤允)の三人と、マフィアとの対決。物語は、千葉によるド迫力の肉弾戦に加え、アドバルーンやセスナ機も駆使したキレの良いスピーディなアクションとともに展開される。

 が、観終えて印象に残るのは、そうした描写ではない。

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