2017/10/10 07:00

大林宣彦「余命3カ月」からの生還を語る

©文藝春秋
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「余命3カ月の宣告を受け、本当はここにいないはずでしたが、まだ生きています」

 映画『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』などで知られる大林宣彦監督は、昨年8月、最新作『花筐/HANAGATAMI』のクランクイン直前、ロケ地・佐賀県にある唐津赤十字病院で「肺がんの第4期で余命半年」と宣告された。

 しかし自覚症状がまるで無かったこともあり、スタッフ・俳優陣にも病気を打ち明けた上で、そのまま撮影をスタート。2日間ほど徹夜で仕事をし、再度病院で検査を受けると衝撃的な返事が返ってきた。

「余命3カ月です」

 驚いた大林監督が「え? たった2日で3カ月減るの?」と言うと、医師は「がんというのは倍々ゲームなんです。これからどんどん加速して、ほうっておいたら『あと数日』になりますよ」と答えたという。

 その後紹介された担当医は、すぐに入院するように勧めた。

 だが『花筐』は大林監督が40年以上前に、劇場用映画第1作目として撮ろうと考えていたが実現せぬまま月日が流れ、今回ようやく実現することになった作品である。撮影を諦めたくない大林監督は、担当医を説得し、すぐに現場にとんぼ返りしてしまう。

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