2017/10/15 17:00

西田敏行の顔面演技がすごい 映画「アウトレイジ 最終章」を採点!――シネマチャート

©2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
©2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会

〈あらすじ〉

関東の山王会を壊滅状態に追い込み、関西の花菱会は盤石状態にあった。しかし、新会長に就任した元証券マンの野村(大杉漣)に対して、古参幹部の西野(西田敏行)らの不満が募り、トップ争いにより組織が揺れ始める。元大友組組長の大友(ビートたけし)は韓国の済州島に渡り、日韓を牛耳るフィクサー・張会長の下にいた。ある日、大友が取り仕切るガールズバーで、花菱会幹部の花田(ピエール瀧)がトラブルを起こした末に、張会長の手下を殺してしまう。張グループと花菱会が緊張状態へ突入し、張会長が襲撃される事態にまで発展すると、激怒した大友はすべての因縁にケリをつけるために、手下の市川(大森南朋)を連れて日本に戻る。

〈解説〉

北野武監督・脚本によるバイオレンス映画「アウトレイジ」シリーズ第三作にして完結編。104分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★俳優達の顔面演技のいろいろを堪能(特に西田敏行の狡<ずる>っこさ!)。演技の呼吸はほぼ喜劇。頭の中でだが何度も笑った。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆人相の悪い中高年があくどい極道芝居を全開する奇景に腹の皮がよじれた。病身は強い。弱みを隠さない北野武も正直だ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆バラエティ番組でお馴染みの顔ぶれが、不気味な恐ろしさを放って迫る。間合いも展開も静かな狂気に満ち、結末も納得。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆これも情念の凄み。個の想いがパワーゲームの真ん中を突っ切っていく怪作。塩見三省と西田敏行の顔の迫力には泣けた。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★★最終章に相応しい幕引き。娯楽活劇の醒めたニヒリズム。黒塗り高級車の官能美。圧巻の俳優陣。今蘇る初期作品の衝撃!

INFORMATION

「アウトレイジ 最終章」(「アウトレイジ 最終章」製作委員会)
全国で公開中
監督・脚本・編集:北野武
出演:ビートたけし、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省 ほか
http://outrage-movie.jp

(「週刊文春」編集部)

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