2017/11/08 11:00

思わず落涙寸前になった松山千春の“レゲエ”新曲――近田春夫の考えるヒット

初雪/松山千春(日本コロムビア)昨年デビュー40周年を迎えた松山千春の78枚目シングル。アルバム『愛が全て』と同時発売。
初雪/松山千春(日本コロムビア)昨年デビュー40周年を迎えた松山千春の78枚目シングル。アルバム『愛が全て』と同時発売。

初雪(松山千春)/ステップアップLOVE(DAOKO×岡村靖幸)

『初雪』の検索をしてみたところ、音源がアップされていたので早速再生を試みると、まず耳に残ったのが、イントロのエレキベースの――ヘヴィなのにどこか軽やかな音色の故? いやいやフレーズのなせる技なのか――なんともいえぬ心地のよさだ。

 意外や意外! 松山千春の新曲はレゲエだったのである。

 イージーに、往年の“ニューミュージック”の平成版とでもいったものを想像していた俺には、このアプローチが大変に新鮮なものに思えた。

 楽器奏者たちがそれぞれのセンス/解釈で、それこそレゲエというアートフォームならではの“規律ある自由”を楽しむかのように繰り広げる、ゆったりとしていながら躍動感あるプレイの連続に、またボーカルが実によく呼応してくれている。心地よいのはベースだけではなかった。聴き進むうち、これは録音全体が素晴らしいグルーヴをたたえているのだと、俺はそのことに気づき始めたのだった。

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