2017/11/21 17:00

カメラマンの創意が光る 雷蔵、雪中の大立回り!――春日太一の木曜邦画劇場

1968年作品(81分)/KADOKAWA/1800円(税抜)/レンタルあり
1968年作品(81分)/KADOKAWA/1800円(税抜)/レンタルあり

 かつて太秦(うずまさ)にあった大映京都撮影所は、スタッフたちの卓越した技術力に定評があった。カメラ、照明、美術、小道具……、そこでは、一人一人が創造的な意識をもって時代劇作りに臨み、朝も昼も夜も、春夏秋冬も、日々の日常も、画面に映る全てを隅々までこだわり抜いて意のままに作り上げていた。その姿勢はもはやアーティストであった。

 この撮影所では「座頭市」「眠狂四郎」などの人気時代劇シリーズが作り出されてきたが、どのシリーズも作品ごとにスタッフは固定されずに代わるがわる担当してきた。そして、誰もが「自分が一番」という意識があるため、「向こうがこう来たなら、こっちはこう行く」と、シリーズを追うごとに互いを高め合っていった。

 中でも「眠狂四郎」シリーズは主人公が「転びバテレンの子」という特異な設定のため、妖美な虚構性が求められる世界になっている。そのため、スタッフたちはその創造性を遺憾なく自由に発揮できた。

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