2017/11/29 11:00

寺嶋由芙の「90年代前半jpop」っぽさは、どれほどなのか――近田春夫の考えるヒット

知らない誰かに抱かれてもいい/寺嶋由芙(テイチク)「古き良き時代から来た、まじめなアイドル」がキャッチフレーズの早大卒アイドル。
知らない誰かに抱かれてもいい/寺嶋由芙(テイチク)「古き良き時代から来た、まじめなアイドル」がキャッチフレーズの早大卒アイドル。

『知らない誰かに抱かれてもいい』(寺嶋由芙)/『シンガロン・シンガソン』(私立恵比寿中学)

「90年代前半のjpopを彷彿させる」の触れ込みで只今売り出し中なのが、寺嶋由芙の歌う『知らない誰かに抱かれてもいい』である。

 一体その時代の我が商業音楽業界において、どういった傾向が顕著であったか、あらためて確認をするにも良い機会かと思い、取り寄せてもらうことにした。

 というのもこの私、90年代前半はと申せば、自身の音楽的な実験(ま、ヒップホップ的構造の可能性についてだね)に結構夢中になっていた時期にも当たる。したがいまして申し訳ない。自分以外の人がどんな音を作っていたのかに興味がいっていなかった。あんまりよく知らないのだ。

 一方、社会日常のこととなれば、今でもまぶたを閉じれば景色/様子が即、目に浮かんでくる。“バブル崩壊”とかなんとか叫ばれつつも、実質的生活にそれほど影響などは出ておらず、ライブをよくやった港区や渋谷区周辺の盛り場にも、十二分に活気はあった。クラブシーンなどなど、あの頃はまだまだ決して寂しくなってはいなかった。

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