2017/11/28 17:00

ホドロフスキーファン必見 「エンドレス・ポエトリー」――シネマチャート

©2016 SATORI FILMS, LE SOLEIL FILMS Y LE PACTE
©2016 SATORI FILMS, LE SOLEIL FILMS Y LE PACTE

〈あらすじ〉

少年アレハンドロは、両親とともに故郷トコピージャを出て、チリの首都サンティアゴで暮らし始める。抑圧的な父親(ブロンティス・ホドロフスキー)に反発し、詩人として生きるために家を出て、芸術家姉妹の家に転がり込む。数年後、青年となったアレハンドロ(アダン・ホドロフスキー)は自由を謳歌し、女性詩人のステラ(パメラ・フローレス)との恋愛や、詩人エンリケ(レアンドロ・ターブ)との友情を経験する。火事で実家が焼失したことを機に、家族と少年時代に決別し、新天地を求めてパリへ旅立とうとするアレハンドロの前に、父親が立ちふさがる。

〈解説〉

アレハンドロ・ホドロフスキー監督が自身の幼少期を描いた『リアリティのダンス』に続き、青年期を蘇らせた。128分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆笑いと抒情性においてフェリーニ映画と重なるが、よりカラフルで祝祭的。ラストにしみじみ。老監督のガッツ、圧倒的。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆青年期にありがちな綺想もちらつくが、「詩を失った世界に耐える力」を求めつづける映画。喪失と治癒の結び目が印象的。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆強烈な命のお祭り騒ぎは健在で、家族愛の臭気すら放つ。サイケでカルトな映像に嵌りたいホドロフスキーファン必見。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆唯一無二の詩人が繰り広げる楽しい爆裂自伝。前衛のエキスをたっぷり含んだ筆さばきの中、青春の追憶がメロウに響く。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆ずっとみつめていられる絵ヂカラ。ホドロフスキーの詩的青春譚。逍遥遊、胡蝶の夢。アブサンで酔い痴れた心地良さ。

INFORMATION

「エンドレス・ポエトリー」(仏、チリ、日)
新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開中
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
出演:アダン・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、ブロンティス・ホドロフスキー、レアンドロ・ターブ、イェレミアス・ハースコヴィッツ ほか
http://www.uplink.co.jp/endless/

(「週刊文春」編集部)

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