2018/02/06 17:00

言動はことごとく酷いが憎めない鹿賀の勝負師!――春日太一の木曜邦画劇場

1984年作品(109分)/KADOKAWA/1800円(税抜)/レンタルあり
1984年作品(109分)/KADOKAWA/1800円(税抜)/レンタルあり

 先日、鹿賀丈史に取材させていただいた。芝居での印象と同じく堂々たる風格と洒脱さを合わせもった「大人の男」の雰囲気が漂う方だった。

 その一方で、お話をうかがいながら思ったことがある。

 とにかく、本心の底が読めないのだ。その発言が本気なのか、冗談なのか。真意なのか、煙に巻こうとしているのか。推し量ることがなかなかできずにいた。ただ、それは決して嫌な感じではなく、可愛らしさすら覚えていた。

 その飄々とした掴みどころのなさこそが、この人の役者としての魅力に直結しているようにも思えた。心の奥底を感じ取らせずに相手を手玉にとる。そんな芝居は鹿賀の得意とするところだからだ。

 その最たる作品が、今回取り上げる『麻雀放浪記』だ。

 舞台となるのは、戦後すぐの東京。主人公の「坊や哲」(真田広之)は原作者の阿佐田哲也自身をモデルにした青年で、日々麻雀に明け暮れる。そんな哲と、彼を取り巻く勝負師たちとの人間模様が描かれる。鹿賀が演じるのは哲に賭け事のイロハを教える兄貴分的な存在の通称「ドサ健」だ。

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