2018/02/13 17:00

井上昭監督の奇抜発想を支えた大映の制作布陣!――春日太一の木曜邦画劇場

1965年作品(84分)/KADOKAWA/1800円(税抜)/レンタルあり
1965年作品(84分)/KADOKAWA/1800円(税抜)/レンタルあり

 筆者が初めて「時代劇研究」の道に足を踏み入れたのは大学院生時代、今からちょうど十五年前の二〇〇三年二月のことだった。その時、論文の取材のため訪れた映像京都の時代劇撮影の現場の素晴らしさに惹かれ、その魅力をもっと掘り下げたい――と思ったのがキッカケになっている。

 映像京都は市川雷蔵、勝新太郎らの名作時代劇を作り上げてきた大映京都撮影所のスタッフたちが作ったプロダクション。筆者が取材させていただいた現場は既に七十歳を超えていた井上昭監督をはじめ大映時代からの面々が現役バリバリで働いており、年齢を感じさせないその職人仕事ぶりを間近にすることで、「こんな素晴らしい世界がまだあったんだ――」とウットリとした気分に浸っていた。

 今回取り上げる『座頭市二段斬り』は、井上監督、美術の西岡善信、カメラの森田富士郎、照明の美間博――まさに筆者がうかがった現場にいた方々が、その約四十年前に撮ったシリーズ第十作だ。

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