2018/02/27 17:00

ハイレベルな恋愛コメディ 「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」を採点!――シネマチャート

©2017 WHILE YOU WERE COMATOSE, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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〈あらすじ〉

シカゴに暮らすパキスタン2世クメイル(クメイル・ナンジアニ)は、コメディアンを目指している。エミリー(ゾーイ・カザン)と恋人同士になったにもかかわらず、厳格なイスラム教徒の両親がセッティングする、同郷の女性との見合いを続けていた。そのことを知りエミリーが激怒し、2人は破局。数日後、エミリーが原因不明の病で昏睡状態に陥ると、アメリカ南部からかけつけた彼女の両親は、娘を傷つけたクメイルに怒りをぶつける。しかし、エミリーの無事を誰よりも願う3人はある出来事をきっかけに固い絆で結ばれていく。

〈解説〉

異文化カップルとその家族が、様々な問題を乗り越えていく物語。コメディアンとして活躍する本人が脚本化し、主役として出演した。監督は『ドリスの恋愛妄想適齢期』のマイケル・ショウォルター。120分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆辛辣にして軽快なギャグがまんべんなく仕掛けられていて、後味もよし。主演俳優(脚本も)の顔にはなじめなかったが。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆家族、移民、難病という厄介な壁を、頭脳と運動神経で乗り越えていく。痛みも笑いも新鮮だ。恋愛コメディが生き返った。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆双方の両親の、子供に向ける想いが切ないだけじゃなく笑えるところがいい。トランプ政権下の今だから心に沁みる?

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆複雑な時代を見据え、共感の回路を敷く米コメディ映画の凄さを実感。全方位的にハイレベルの腕と知性が詰まっている。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆人種の坩堝米国を舞台に現代的なモチーフで繋ぐ恋愛映画。娘役ゾーイ・カザンと母役H・ハンター起用のセンスに☆。

INFORMATION

「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」(米)
2月23日(金)より、TOHOシネマズ日本橋ほかにて全国順次公開
監督:マイケル・ショウォルター
脚本・製作総指揮・クメイル役:クメイル・ナンジアニ
出演:ゾーイ・カザン、レイ・ロマノ、ホリー・ハンター、アヌパム・カー ほか
http://gaga.ne.jp/bigsick/index.html

(「週刊文春」編集部)

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