2018/04/14 21:00

ダチョウ倶楽部の美学 オチがわかりきっているのになぜ笑えるのか

左から寺門、肥後、上島
左から寺門、肥後、上島

 ビートたけし(71)の独立を巡る騒動が続いているが、たけしが育てた芸人を語る際、直属の「たけし軍団」を差し置いてしばしば真っ先に言及されるのがダチョウ倶楽部だ。

「たけし軍団は1980年代初期からたけしの番組で体を張った芸で活躍。“リアクション芸”の先駆者的存在でしたが、次第に失速。代わって頭角を現したのがダチョウ倶楽部の3人でした。ブレイクのきっかけは89年に始まった『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日テレ系)。“たけしが売れない芸人をテレビに出してやる”というコンセプトの特番で、クイズよりもレスラーと試合をさせられるなど無茶な罰ゲームがメイン。ダチョウはオーバーリアクションで奮闘し、“聞いてないよ~”のギャグで流行語大賞の銀賞を獲得するなど人気者になった。まさに、たけしが輝かせた芸人です」(元放送記者)

 結成33年。既に大ベテランの域に入りつつある。

「ツッコミの肥後克広(55)、ボケの上島竜兵(57)、ダメ出しの寺門ジモン(55)の息の合ったリアクション。“押すなよ!”の合図で落とされる熱湯風呂、熱いおでんを押しつけられて悶絶、喧嘩しながら顔を近づけてキスを迫る上島――すべて彼らを支える鉄板ネタ。オチがわかりきっている客の前でも緩みなく全力で演じ、その迫力で強引に笑わせてしまう。マンネリの美学です」(番組スタッフ)

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