2018/04/24 11:00

ドイツ人記者と韓国人運転手の激動の2日間 「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」を採点!――シネマチャート

©2017 SHOWBOX AND THE LAMP. ALL RIGHTS RESERVED.
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〈あらすじ〉

1980年5月、ソウル。個人タクシーの運転手のマンソプ(ソン・ガンホ)は、10万ウォンの高報酬に目がくらみ、ドイツ人記者のピーター(トーマス・クレッチマン)を乗せて韓国南部の光州へ向かう。検問をくぐり抜けて光州中心部に入ると、軍が反政府デモを行う市民を激しい暴力で制圧していた。ピーターは学生のジェシク(リュ・ジュンヨル)と地元のタクシー運転手ファン(ユ・ヘジン)に協力してもらいながら、世界に真実を伝えるためにカメラを回し始める。戒厳令下の光州の治安はさらに悪化していき、マンソプはピーターを無事にソウルに送り届けるという自身の任務を命がけで遂行する。

〈解説〉

『高地戦』のチャン・フン監督が、実在したドイツ人記者とタクシー運転手の激動の2日間を描く。137分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆通行禁止を突破するアクション場面は見もの。主要登場人物の演技も巧いのだが地味顔ばかりなのと泣かせのくどさが難。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆古風なメロドラマなのだが、カーチェイスや弾圧の場面などに並々ならぬ臨場感がある。ソン・ガンホの粘り腰が印象的。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆光州事件が一般市民を巻き添えに、これほど恐ろしい出来事だったとは。ソン・ガンホの表情が物語に深い共感を与える。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆二焦点を正攻法で活かした表情の豊かな実録系ドラマ。戒厳令の夜に戦慄、一方で鷹揚な娯楽味も。俊英監督の腕が光る。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆控え目な辛味の構成は過去や現代の歴史的事件をも想起。当時を思わせる愛嬌あるタクシー(起亜ブリサ車)も大奮闘。

INFORMATION

「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」(韓)
4月21日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開
監督:チャン・フン
出演:ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル ほか
http://klockworx-asia.com/taxi-driver/

(「週刊文春」編集部)

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