2018/04/29 17:00

17歳の少年が経験したひと夏の恋 「君の名前で僕を呼んで」を採点!――シネマチャート

©Frenesy, La Cinefacture
©Frenesy, La Cinefacture

〈あらすじ〉

1983年の夏、北イタリア。17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は、避暑地のヴィラに両親と滞在していた。大学教授の父(マイケル・スタールバーグ)は、毎年違う助手を採用しており、この年は、アメリカから24歳の大学院生・オリヴァー(アーミー・ハマー)がやってきた。エリオは彼の知的で堂々とした振る舞いに魅了されると同時に反発も感じ、初めての感情を持て余す。翻訳家の母親が読み聞かせてくれた恋愛小説からヒントを得たエリオは、オリヴァーと自転車ででかけた街で、自分の想いを打ち明ける。すると、相手も自分に対し、同じ想いを抱いていた。オリヴァーの手ほどきで、初めての恋の喜びを知るエリオに、愛する人との別れの日が近づいていた。

〈解説〉

『胸騒ぎのシチリア』のルカ・グァダニーノ監督が恋の痛みと喜びを描くラブストーリー。脚色はジェームズ・アイヴォリー。132分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆北イタリアの避暑地とA・ハマーの脚線美は大いに見ものだが、主役少年の心理描写は雑で号泣場面が取ってつけたよう。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆イタリアの夏。設定は月並なのに、風景と肉体を絡めて純情を沸騰させる撮り方が新鮮だ。切ない映画だが、脚本がくどい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★エリオを演じるシャラメの繊細な美しさを、恋した昔の己に重ねたくなる。流れる風景と楽曲も心を擽(くすぐ)る。至福の1本。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆夏の色味と少年のボーダーシャツ。上質の絹糸のようなイタリアの光。S・スティーヴンスの楽曲も含め、全てが陶酔的だ。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆全てが“ひと夏の80年代懐かし風”なセッティング。環境や知的財産にも恵まれた少年に対しあの米青年はミスキャスト?

INFORMATION

「君の名前で僕を呼んで」(伊、仏、ブラジル、米)
4月27日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ、 アミラ・カサール、ヴィクトワール・デュボワ ほか
http://cmbyn-movie.jp/

(「週刊文春」編集部)

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