2018/04/26 17:00

30周年記念で銀粉蝶を迎え再演 唐十郎の大作『吸血姫』

©iStock.com
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 一九七〇年代に隆盛したアングラ演劇。当時の情熱と破壊力をそのままに体験させてくれるのが唐十郎の流れを受け継ぐ唐組と新宿梁山泊だ。

 劇団唐組が30周年記念公演第一弾として『吸血姫』(一九七一年初演)を上演する。江ノ島愛染病院に働く高石かつえ(銀粉蝶)は歌手を目指して特訓しつつも、徐々に狂える看護婦となる。存在感ある大女優だ。そこに謎の引越し看護婦(大鶴美仁音)が人力車で登場し、天職を探す少年(福本雄樹)を保護する。長期間不在であった病院長(大鶴佐助)は人妻(藤井由紀)を連れて戻る。狂言廻しの中年男(久保井研)の関与を経て、引越し看護婦は、関東大震災や満州の荒野を経た後、永遠の少女に回帰していく。その過程で失われる「青春、愛、挫折、希望」。

 台本の配役表に「出没群」と記されている。唐十郎にとって登場人物は出没する幻影だったのだろう。

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INFORMATION

劇団唐組『吸血姫』
唐十郎作、久保井研・唐十郎演出
大阪は4月27日他、東京は5月、6月(花園神社、鬼子母神)の主として週末公演。長野、静岡での公演もあり。詳細はHP「劇団唐組 公式情報」参照。
https://ameblo.jp/karagumi/

(結城 雅秀)

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