2018/05/15 17:00

「ケリガン襲撃事件」の真相は? 「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」を採点!

©2017 AI Film Entertainment LLC
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〈あらすじ〉

1970年にオレゴン州の貧しい家庭に生まれたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)の日常は、母ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)の罵声と暴力にまみれていた。4歳でフィギュア・スケートの才能を開花させた彼女は、アメリカ人で初めてトリプルアクセルを成功させ、一躍スター選手となる。1994年全米選手権の会場で、ライバルのナンシー・ケリガンが、何者かに足を殴打されて欠場し、トーニャが優勝を飾る。元夫のジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)と友人たちが襲撃事件の犯人として逮捕され、トーニャも関与を疑われる。

〈解説〉

関係者へのインタビューをもとに、「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の真相と、トーニャ・ハーディングの波乱万丈な半生を描く。監督は『ザ・ブリザード』のクレイグ・ギレスピー。120分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆貧しさよりも愚かさに罪あり、と思いつつ、おかしみも(特に陰謀史観の肥満男)。母親役はじめ、みな好演。描写も快調。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★★底の抜けたクズのおかしさと陰険な階級社会がともに炙り出される。歌謡曲的ロックの野暮な怪力も、映画に電流を通す。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆品性下劣な損得勘定の人生を、愛情深く描いている。M・ロビーのスケーティングも素晴らしい。エンドロールは必見。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆「バカしか出てこない物語」としての強度に痺れた。醜聞の向こうにある実相を抉り出して娯楽のリズムに乗せた快作!

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆ナレーションやカメラ目線の独白、音楽などスコセッシ登録商標印なタッチ。コーエン兄弟監督で観たい気も。母役に☆

INFORMATION

「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」(米)
TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開中
監督:クレイグ・ギレスピー
脚本:スティーブン・ロジャース、クレイグ・ギレスピー
出演:マーゴット・ロビー、セバスチャン・スタン、アリソン・ジャネイ、マッケナ・グレイス ほか
http://tonya-movie.jp/

(「週刊文春」編集部)

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