2018/06/04 17:00

異色の時間SF警察ドラマ『シグナル』――亀和田武「テレビ健康診断」

ドラマ『シグナル』で主演を務める坂口健太郎 ©文藝春秋
ドラマ『シグナル』で主演を務める坂口健太郎 ©文藝春秋

 過去を改変することは可能なのか。時間SFというアイデアとジャンルが誕生したときから、SF作家と読者はその謎と可能性に魅せられた。

 春ドラマ『シグナル』は、なんとしてでも過去を変え、不幸で理不尽な未来と現在を救おうという警察ドラマだ。

 タイムマシンは登場しないし、登場人物が自在にタイムリープできるわけでもない。廃棄処分されそうになっていた古い無線機を、警察官の三枝健人(坂口健太郎)が手にとると、「三枝警部補ですか?」と問いかける声がする。

 無線機で交信(シグナル)してきた相手は、二十年前の世界で生きる刑事の大山剛志(北村一輝)だった。大山はかつて起きた女児殺害事件に触れ、「真犯人は別にいる」と告げる。

 一台の無線機で、過去と現在がつながり、二人の警察官が未解決事件の解明のためにタッグを組む。プロファイラーの資格を持つ三枝は、熱血刑事の大山が語る断片的な情報を分析して、彼に適確な指示を伝えていく。

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