2018/06/11 17:00

女優グレタ・ガーウィグの自伝的作品 「レディ・バード」を採点!

© Merie Wallace, courtesy of A24
© Merie Wallace, courtesy of A24

〈あらすじ〉

2002年、カリフォルニア州サクラメント。髪を赤く染めた“レディ・バード”ことクリスティン(シアーシャ・ローナン)は、片田舎のカソリック系高校の3年生だ。ニューヨークへの憧れから、東部の大学進学を希望する彼女は、娘に地元に残ってほしい母(ローリー・メトカーフ)と衝突が絶えない。クリスティンは、大人びた美少年カイル(ティモシー・シャラメ)と急接近し、彼の影響でイケてるグループと付き合うようになり、親友のジュリーと疎遠になってしまう。東部の大学から届いた合否の結果を母に秘密にしたまま、卒業式が迫ってくる。

〈解説〉

女優グレタ・ガーウィグの、自伝的要素を織り込んだオリジナル脚本での単独監督デビュー作。恋や友情、将来に揺れる17歳の、高校生活最後の1年を通して、母と娘の関係が描かれる。94分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆今最も期待できる若手3人を結集。ヒロイン役S・ローナンが青春の華やぎもマヌケさもみごとに表現。脇役陣も充実。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆意外なほどストレートな回想だが、とぼけた語り口と関節を外した笑いはさすがにガーウィグ。離れ技は次に期待したい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★☆☆☆思い通りにならないと癇癪を起す母娘にガーウィグ監督の自分大好きな想いが浮き上がる。監督が出演してない分マシ。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★★ニュースタンダード。平凡な青春の風景が瑞々しい眼と実感で塗り直された。ポスト9.11の課題も日常感覚で捉えている。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★★眠らせていた青春の棘がすっと抜ける気分。青春の秘跡(サクラメント)と人物描写は初監督作品らしからぬ貫禄。名前についての映画。

INFORMATION

「レディ・バード」(米)
TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開中
監督・脚本:グレタ・ガーウィグ
出演:シアーシャ・ローナン、ローリー・メトカーフ、トレイシー・レッツ、ルーカス・ヘッジズ、ティモシー・シャラメ ほか
http://ladybird-movie.jp/

(「週刊文春」編集部)

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