2018/06/18 17:00

カンヌ最高賞受賞「万引き家族」を支えた2人の男

カンヌでのキャスト陣。左から4人目がリリー・フランキー、右隣が城桧吏 ©共同通信社
カンヌでのキャスト陣。左から4人目がリリー・フランキー、右隣が城桧吏 ©共同通信社

 カンヌ国際映画祭で邦画界21年ぶりとなる最高賞のパルムドールを受賞した、是枝裕和監督(56)の「万引き家族」が8日、公開された。“家族を超えた絆”という是枝監督らしいテーマと共に、実力派が揃った出演陣にも注目が集まっている。とりわけ2人の男優が出色だと映画記者は指摘する。

「本作は“主演者”は決められておらず、“家族”が主人公の映画。出演者のクレジットのトップは父親役のリリー・フランキー(54)で、次が母親役の安藤サクラ(32)。是枝作品には数多く出演しているリリーですが、トップに名前が出るのは初。味のある父親役を好演しています」

 美大出身のリリーは文筆、写真、作詞作曲などマルチな活動をしながら役者業もこなす多才の持ち主。

「映画デビューは2001年。個性的な役をこなし、『ぐるりのこと。』でのうつ病の妻を支える夫役や『SCOOP!』での薬物中毒者の役などは高評価を得た。昨年にはブルーリボン賞助演男優賞も受賞。彼の出演作品を見たS・スピルバーグ監督が『一体何者? 役者なのか』と唸ったという逸話も。是枝監督は13年の『そして父になる』で演じた子煩悩で人間味のある父親役に惚れ込み、今回もリリーに決めていたそうです」(同前)

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