2018/06/26 17:00

人とは違う顔で生まれた少年と家族の1年間 「ワンダー 君は太陽」を採点!

© Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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〈あらすじ〉

遺伝子の疾患で人とは違う顔で生まれてきたオギー・プルマン(ジェイコブ・トレンブレイ)は、10歳まで自宅学習を続けてきたが、母イザベル(ジュリア・ロバーツ)は、5年生の初日からオギーを学校に通わせる決断をする。優しい父ネート(オーウェン・ウィルソン)と姉ヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)に励まされながら、オギーはいじめや裏切りなどのつらい出来事を乗り越えて、クラスの人気者になっていく。一方、ヴィアは大親友から突然距離を置かれて悩んでいたが、“手のかからない長女”という呪縛から、家族に悩みを打ち明けられずにいた。

〈解説〉

『ウォールフラワー』のスティーヴン・チョボスキー監督作。勇気を出して一歩を踏み出した少年と家族の1年間を描く。113分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆難しい題材を周到かつ軽妙に。視点を次々ずらした構成が効果的。子供達の服、雑貨、インテリアなどが明快な魅力に。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆類型に近づくと反射的にサイドステップを切るので、安い感傷に流れることはない。もっと不敵な匂いは出せたはずだが。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆世間から隠して周囲が守るのか、世間に晒して本人が生きる力を付けるのか、辛い現実を楽しめる展開に驚きつつ感動。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆良心作の定型をカスタマイズした群像劇。「見方を変えれば」的な視点の移動が人間模様に膨らみを持たせた。配役も素敵。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆善意の映画。善意にコーティングされ予測可能で安全。映画としての“WONDER”に乏しい。人よりも犬の場面でホロリ。

INFORMATION

『ワンダー 君は太陽』
TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国公開中
原題:『Wonder』
原作:R・J・パラシオ『ワンダー』ほるぷ出版刊
監督・脚本:スティーヴン・チョボスキー 『ウォールフラワー』
製作:トッド・リーバーマン デヴィッド・ホバーマン
出演:ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン、ジェイコブ・トレンブレイ ほか
配給:キノフィルムズ/木下グループ
http://wonder-movie.jp/

(「週刊文春」編集部)

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