2018/09/24 17:00

音に反応して人間を襲う“何か”とは? 「クワイエット・プレイス」を採点!

© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

〈あらすじ〉

音に反応して人間を襲う“何か”により、人類は滅亡の危機に瀕していた。エヴリン(エミリー・ブラント)とリー(ジョン・クラシンスキー)のアボット夫妻と、幼い3人の子どもたちは、この世界でたった1組だけ生き残った家族である。彼らは手話で会話をし、靴を履かずに歩き、静寂と共に暮らしていたが、住処を移動中に悲劇が起きる。不注意で鳴らした玩具の音により、末っ子が捕食されてしまったのだ。1年後、リーは無線電波を使ってSOSを発信し続け、エヴリンは出産を控えていた。陣痛が始まった頃、アボット家に“何か”が襲いかかる。

〈解説〉

脚本と監督は、本作でリーを演じる俳優のジョン・クラシンスキー。極限状態を生き抜く家族を描くサスペンス・ホラー。90分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆日常生活の中での〈音〉に目を付けたのが新鮮なサスペンスに。90分という上映時間も正解。〈敵〉の正体にやや疑問が。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆「無音」を主題に、仕込みを考え抜いたホラー。A・ワイエスを思わせる絵肌と、長女役のM・シモンズが映画の底を支える。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆怖さに目をつぶれば表情や取り巻く気配が読み解けず沈黙の時間が流れるのみ。息を殺して凝視すれば結末の音に感動。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆こんな怪作を産んでしまう米社会の現状にびびる。身を守る事の異常な緊張と不安。苛烈かつ巧みな設計の音響ホラー。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆ツッコミどころ満載を逆に楽しむにせよ、説明過多なカット、過剰なサントラの連続に項垂れる。エミリーの奮闘に☆。

INFORMATION

『クワイエット・プレイス(米)
9月28日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
配給:東和ピクチャーズ
監督・脚本・製作総指揮:ジョン・クラシンスキー
出演:ジョン・クラシンスキー、エミリー・ブラント、ミリセント・シモンズ、ノア・ジュプ ほか
https://quietplace.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年9月27日号)

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