2018/10/22 17:00

IQ185の19歳女性は幸せになれるか 「マイ・プレシャス・リスト」を採点!

©2016 CARRIE PILBY PRODUCTIONS,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
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〈あらすじ〉

ニューヨークのマンハッタンで1人暮らしをしている19歳のキャリー(ベル・パウリー)は、4年の飛び級でハーバード大学を卒業したIQ185の天才だ。しかし、コミュニケーション能力に乏しく、屈折した性格のため、友人も仕事も持たず、読書をして毎日を過ごしている。感謝祭が過ぎた頃、セラピストのペトロフ(ネイサン・レイン)は、大晦日までにクリアすべき6つの課題をキャリーに与える。抵抗しながらも、まずは金魚を飼い、新聞の出会い広告で見つけた相手とデートをするなど、課題をこなしていくうちに、彼女の内面に変化が起きる。そして、「一番お気に入りの本を読む」という課題をクリアするために、過去の恋愛によるトラウマを克服しようとする。

〈解説〉

超天才だが社会性のないヒロインの心の成長と恋愛模様をユーモラスに描く。スーザン・ジョンソン監督の初長編映画。98分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆伝統的な変人喜劇パターンをきっちりと。冬のNYの風物。たたみかけるセリフの妙。医師役のN・レインがさすがに巧い。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★☆☆☆男は卑怯で女は面倒臭い、という図式をもうひと捻りできないか。憂さ晴らしに走らず、観客を楽しませる脚本が欲しい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆一刀両断で他者を削除してるつもりが自分を削いでいたと気づくキャリー。色々あると感じさせる柔らかな結末がいい。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆「天才」の捉え方が余りに通俗的だが、現代的な生き難さの一端がある。周りの寛容さをテストするのが真の主題かも。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆サリンジャー風味の台詞を捲し立てる円らな瞳の主演女優、父娘関係、XmasのNYをミニマムに映す捻くれたセンスが珍味。

INFORMATION

マイ・プレシャス・リスト』(米)
10月20日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:スーザン・ジョンソン
プロデューサー:スザンヌ・ファーウェル
出演:ベル・パウリー、ガブリエル・バーン、ネイサン・レイン、ヴァネッサ・ベイヤー ほか
http://my-precious-list.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年10月25日号)

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