2018/12/09 11:00

『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』――桜庭一樹のシネマ桜吹雪

© Dogwoof
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 ロンドン発のファッションブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のお洋服が大好きで、一時期よく着ていた。

 でも4年前のこと。小保方晴子さんが、STAP細胞の記者会見で、王冠と地球を象(かたど)ったブランドロゴの指輪を身につけたために、なんとなく、その……素っ頓狂な人が好むブランドというイメージを持ってしまった。

 ついで翌年、デザイナーのヴィヴィアンが、環境保護を訴え、なんと戦車で首相邸に向かったというニュースを見た。洋服と政治的主張の関わりをどう考えたらいいのかも、よくわからなくて。で、そういえば、最近新作を買ってないなぁ。

 さて。この映画は、そんなヴィヴィアン自身と、ロンドンのファッションシーンのいまを追った、ガーリー&アートなドキュメンタリーなのだ。

 厳しい階級社会であるイギリスで、労働者の家庭に生まれたヴィヴィアンは、美術教師として働き、子育てし、苦労してデザイナーへの道を歩んだ。70年代、パンクムーブメントに乗り、「権力を打ち崩す」「古い価値観は認めない」という彼女のデザインが一世を風靡した。

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