2018/12/10 17:00

インドで生理用品を普及させた男の実話 「パッドマン 5億人の女性を救った男」を採点!

〈あらすじ〉

2001年、北インドの田舎町で新婚生活をスタートしたラクシュミ(アクシャイ・クマール)は、妻のガヤトリ(ラーディカー・アープテー)が生理の処理に使う古布の不潔さに衝撃を受ける。生理を“穢れ”と考えるガヤトリは、夫が購入してくれた高価なナプキンの使用を拒絶する。ラクシュミは愛する妻のためにナプキンを手作りするが、その研究熱心さが悪評となり、妻は実家に連れ戻されてしまう。ラクシュミは都会に出て研究を続け、ナプキンの簡易型製造機を発明する。顧客第1号となった女子大生のパリー(ソーナム・カプール)の協力のおかげで、ナプキンの製造から販売までが女性の手によって行われるようになり、ラクシュミは国連から講演の依頼を受ける。

〈解説〉

安価で清潔なナプキンの普及と、貧しい女性たちの雇用創出に貢献した、実在する人物のサクセスストーリー。監督は本作が長編5作目となるR・バールキ。137分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆なぜインドでは生理ナプキンの普及が日本より半世紀も遅れたのか? そちらのほうが気になって乗れず。美人、わんさか。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆感情表現の平板さに初めは焦れたが、攻めに入ってからの畳みかけに、驀進する機関車の加速感がある。一票を投じたい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★生まれや学歴に恵まれなくても、禁忌を恐れずに、反感を持たれようが挑戦し続ける行動力に感動。結末の女心も納得。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★★破格の思想系ボリウッド娯楽映画。下町労働者の成功譚にフェミニズムが絡む。この理想主義は21世紀のキャプラだ!

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆美しい映像に振り幅広い演技が映える印度のクルーニー的アクシャイ・クマール。彼だからこそ愛ある嫌味のない作品に。

INFORMATION

パッドマン 5億人の女性を救った男』(インド)
12月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督・脚本:R.バールキ
出演:アクシャイ・クマール、ソーナム・カプール、ラーディカー・アープテー ほか
http://www.padman.jp/site/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年12月13日号)

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