2017/12/08 19:00

『刑事ゆがみ』、最後は浅野と神木の立場が逆転?「ゆがんだクライマックス」に期待

 今期のドラマは異色作が多いが、そのなかでもずっと気になって注目しているのが、フジテレビ系木曜夜10時から放送されている『刑事ゆがみ』だ。

 ドラマ化もされた『弁護士のくず』(小学館)などで知られる井浦秀夫の漫画をドラマ化した本作は、神木隆之介が演じる若手刑事の羽生虎夫と、浅野忠信が演じるうさん臭い刑事・弓神適当がコンビを組んで事件を捜査するバディものである。

 見どころは神木隆之介と浅野忠信という二大俳優の掛け合いで、まじめで純粋な刑事の羽生を、捜査のためなら平気でルール違反を繰り返す弓神がヘラヘラと笑いながら翻弄していく姿が実におもしろい。弓神は犯人よりもヤバい奴で、狂った刑事が心の弱さから罪を犯したまじめな人々を容赦なく裁くという、文字通り“ゆがんだ”話となっている。

 演じる俳優はゲストの女優陣も含めてみんなすばらしいのだが、なかでも浅野忠信はここ数年でもっとも輝いている。

 もともと浅野忠信は、1990年代に岩井俊二の『PiCNiC』(日本ヘラルド映画)や井坂聡の『Focus』(エース ピクチャーズ=シネセゾン)、石井克人の『鮫肌男と桃尻女』(東北新社)といったサブカル系のマイナー映画に出演し、肩の力が抜けた脱力系の演技で注目を浴びた俳優で、付き人だった加瀬亮を筆頭に、後続の若手俳優に大きな影響を与えている。

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