2017/12/08 19:00

『刑事ゆがみ』、最後は浅野と神木の立場が逆転?「ゆがんだクライマックス」に期待

 脚本は倉光泰子をはじめ複数の脚本家が参加しているのだが、全話に共通するのは「女性の哀しみが背景にある事件」だということだろう。痴漢冤罪やストーカー犯罪などの事件を通して現代社会の闇が描かれ、そのゆがみにのみ込まれた女性たちが最終的に罪を犯してしまう、という物語が繰り返されている。

 なぜここまで女性の事件を繰り返し描くのかは、今のところよくわからないのだが、圧倒されるのは、犯人がわかった後に犯人視点から描写される映像とそこにかぶせられる独白で、それ自体が独立した短編映像のような見ごたえがある。

●思い起こされる、堤幸彦の異色作『ケイゾク』

 誰が犯人か、キャスティングを見ればある程度わかるのは仕方ないが、そもそも本作は犯人探しのミステリードラマとしては撮られていないのだろう。だからこそ、最終的に印象に残るのは、個々のエピソードや被害者となった女性たちではなく、映像自体が覆うダークな空気だ。

 本作を見ていて思い出すのは、99年にTBS系で放送されていたカルト刑事ドラマ『ケイゾク』だ。カルト映像作家・堤幸彦の出世作となったあの作品も、表向きはミステリーテイストの刑事ドラマだったが、謎解きよりも主演の中谷美紀と渡部篤郎が演じる刑事の掛け合いや堤幸彦がつくり出すダークな映像のほうが魅力的だった。

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