2018/01/08 16:00

NHK大河『西郷どん』を10倍楽しく見る方法…見どころは「男色」と「原作改変」?

 しかし、ドラマでは関ヶ原の戦いにおける敵中突破による退却戦、いわゆる「島津の退き口」で知られる島津義弘の菩提寺である妙円寺に参るという筋書きに改変されている。なお、「妙円寺詣り」は関ヶ原での労苦を思い、心身を鍛錬するために片道20kmの道のりを歩いて参拝するというものであり、「曽我どんの傘焼き」「赤穂義臣伝輪読会」と並んで、鹿児島3大行事として知られている。

 また、この行事は薩摩藩において反徳川の意志が再生産されていたことを示すものとして、幕末期を扱う作品でしばしば伏線に用いられる。いわば、歴史ファンにとってはおなじみの演出というわけだ。

 あえて原作小説の伏線を切って改変した理由や狙いについて、現時点ではわからない。しかしながら、良くも悪しくも脚本が原作小説を基盤としながらも、そこから跳躍を試みようとしていることを示すものといえるだろう。脚本によって大河ドラマがおもしろくなるという点については、昨年の『おんな城主 直虎』も記憶に新しいところだ。この改変がどう出るか、期待を込めながら見どころのひとつに数えたい。

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