2017/03/26 17:40

新作も旧作も、いい映画を届けたい! - 第12回大阪アジアン映画祭 - 第12回大阪アジアン映画祭

中井貴一の父である佐田啓二と岸恵子(映画『亡命記』より) (C)1995松竹
中井貴一の父である佐田啓二と岸恵子(映画『亡命記』より) (C)1995松竹

 このほど開催された第12回大阪アジアン映画祭で「アジアの失職、求職、労働現場」と題した特集企画が設けられた。戦後の混乱期を必死で生きる人たちをとらえた野村芳太郎監督の『亡命記』(1955)をはじめとする作品からは、労働環境を巡るグローバルな問題が見えてくる。一方で本企画には、埋もれてしまう良作を救いたいという映画祭側の願いが込められていた。

 上映作品は、教育熱心な両親の意向に反してギャングの世界に魅せられている少年が主人公の『世界の残酷』(マレーシア)、高学歴者の就職難が取りざたされている韓国社会の生きづらさを描いた短編『夏の夜』(韓国)、同僚社員によるセクハラへの鬱憤から、深夜の卓球に打ち込む女性がヒロインの短編『ピンパン』(田中羊一監督)など。

 この特集についてプログラム・ディレクターの暉峻創三氏は「近年のアジア映画を観ていて、失職者や求職といった労働環境を描いた作品の中に傑作の率が非常に高く、このテーマでいけば秀作が集まるだろうと思いました。また、どこかの映画祭で選ばれるだろうと思っていたのに、上映されぬままになってしまった作品を特集というかたちなら救出できると企画しました」と説明する。

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