2017/06/15 10:10

夏の恒例行事化願い!塚本晋也監督『野火』全国でアンコール上映

3年目の再上映が実施される『野火』 (C) 2014 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
3年目の再上映が実施される『野火』 (C) 2014 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

 戦後70年の2015年に劇場公開されて高い評価を受けた塚本晋也監督『野火』が、今夏も東京・渋谷のユーロスペースをはじめ全国24館(6月9日現在)でアンコール上映される。8月にはNHK Eテレの教養番組「100分 de 名著」(毎週月曜・後10:25)で原作となった大岡昇平の同名小説が取り上げられ、塚本監督のゲスト出演も決定。「夏が来る度に繰り返し上映される映画になって欲しい」という塚本監督の願い通り、終戦記念日を迎える夏の恒例行事となりそうだ。

 『野火』は“戦争文学の金字塔”と称される大岡の原作をベースに、一人の日本兵の目を通して太平洋戦争末期の、武器も食料もなく餓死者が続出した壮絶なフィリピン戦を描いたもの。出資会社が見つからず、塚本監督は構想20年の思いを自主製作・自主配給でようやく映画化を実現させ、コツコツと上映活動を続けた結果、このほど観客動員8万人を突破した。

 すでにソフト化された作品が劇場で上映されるのは異例だが、塚本監督の「戦争を忘れてはならない」という思いに劇場側が賛同。さらに俳優・塚本晋也が出演した『シン・ゴジラ』や『沈黙 −サイレンス−』を通して、監督もしていることを知った新たな世代がDVDや動画配信で『野火』を観賞し、SNSなどを通じて発信した「大きなスクリーンで観たい」という声が後押したようだ。

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