2017/08/29 08:20

辛口の観客たちも称賛!脚本家親子、それぞれの作品に映画祭沸く

『空の瞳とカタツムリ』の脚本を担当した荒井美早
『空の瞳とカタツムリ』の脚本を担当した荒井美早

 映画『Wの悲劇』『さよなら歌舞伎町』など数々の名作を生み出してきた脚本家・荒井晴彦の最新作『幼な子われらに生まれ』(三島有紀子監督)と、彼のまな娘・荒井美早が脚本を担当した『空の瞳とカタツムリ』という、父娘それぞれが手がけた作品が、大分県由布市で開催された第42回湯布院映画祭の最終日を彩った。

 俳優ワークショップのアクターズ・ヴィジョンが制作した『空の瞳とカタツムリ』は、『サンデイ ドライブ』『フレンチドレッシング』の斎藤久志監督の最新作。テレビドラマ「深夜食堂」で脚本家デビューを果たした荒井美早にとっては、初の劇映画となり、高校生の時に経験したとある出来事がきっかけで潔癖症となった十百子(中神円)と、不特定多数の男性と行きずりの行為を繰り返す夢鹿(縄田かのん)が、互いを求めながらも傷つけ合うさまを、繊細な描写で描き出す。

 プロデューサーの若杉正明によると、『空の瞳とカタツムリ』というタイトルは、故・相米慎二監督の遺作『風花』のタイトルを変更しようという案が浮上した際に、最終候補まで残ったもの。結果としてタイトルは『風花』のままとなったが、「自分は相米さんの親戚弟子のようなもの」(斎藤監督)、「一回くらい相米が俺たちのために何かをしてくれてもいいんじゃないの」(荒井晴彦)ということで、このタイトルを引っ張り出し、本作につけることになったという。

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