2017/09/09 19:18

クジラ漁の論争に映画で光を「太地の問題は現代の縮図」と監督

メガホンを取った佐々木芽生監督
メガホンを取った佐々木芽生監督

 アカデミー賞を獲得したドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』(2009)によって、世界的な論争に巻き込まれた和歌山県太地町を長期にわたって取材し、捕鯨問題についてのさまざまな視点を提示するドキュメンタリー映画『おクジラさま ふたつの正義の物語』が9日に公開となり、東京の渋谷にある映画館ユーロスペースで行われた初日舞台あいさつに佐々木芽生監督と、本作に出演したジェイ・アラバスタさん(元AP通信記者)、背古輝人さん(太地町漁業協同組合組合長)らが登壇。佐々木監督は「クジラ漁、イルカ漁がいいか悪いかということを超えて、いま世界で起こっている価値観の衝突をこの作品で表現できたのではないか」と自信を口にした。

 紀伊半島南端に近く、400年にわたるくじら漁の歴史をもつ「クジラの町」太地町は、追い込み漁を糾弾した『ザ・コーヴ』の公開以来、シーシェパードなど世界中の活動家や団体の非難の的となってきた。今作は、太地町の町民や漁師たち、シーシェパードのメンバー、太地町に滞在するアメリカ人ジャーナリストらに取材し、太地町の歴史をひもときながら、捕鯨問題の賛否にとらわれず、多様な意見が共存できる可能性を探っていく。ニューヨークに暮らす佐々木監督はこれまで、ロングヒットとなったドキュメンタリー映画『ハーブ&ドロシー』シリーズなどを手掛けてきた。

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