2017/09/12 10:10

人を食った記憶はそのまま…元ゾンビを社会は受け入れられるのか?エレン・ペイジ主演作【 第42回トロント国際映画祭】

ゾンビ時代のサム・キーリー(シーナン役) Courtesy of TIFF
ゾンビ時代のサム・キーリー(シーナン役) Courtesy of TIFF

 第42回トロント国際映画で現地時間9日、ゾンビが蔓延するも治療薬が開発された世界を舞台にした映画『ザ・キュアード(原題) / The Cured』のワールドプレミアが行われ、主演のエレン・ペイジ(『JUNO/ジュノ』)、サム・キーリー(『白鯨との闘い』)らが登壇した。

 治療薬によって見た目も性格も元に戻るも、人を食らっていたゾンビ時代の記憶はそのままという治癒者(The Cured)たちを、家族、社会は受け入れられるのかを描く本作。3年間ゾンビとして生きてきたシーナン(サム)を、義理の姉アビー(エレン)が幼い息子のいる家に迎えるところから物語は始まる。

 治癒者に対する嫌悪感は強く、彼らは死ぬべきだと声高に叫び、受け入れた家族に嫌がらせをする者も。治癒者たちも愛する人を食いちぎった悪夢にPTSDのように悩まされ、差別される毎日に団結し、過激な方法を取るようになる……。社会派の人間ドラマとして描きつつ、ゾンビ映画のカタルシスもちゃんと用意されているユニークな作品だ。

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