2017/10/18 09:12

福島の問題はまだ終わっていない…廣木隆一監督が熱弁

廣木隆一監督
廣木隆一監督

 東日本大震災で家族や家など大事なものをなくし、喪失感の中で生きているひとりの女性を主人公に据えた映画『彼女の人生は間違いじゃない』が第22回釜山国際映画祭13日に上映され、廣木隆一監督、瀧内公美、高良健吾が上映会場でQ&Aを行い、廣木監督は福島の現在について熱い思いをのぞかせた。

 福島出身である廣木監督は「地震が起こり、原発が爆発してから福島に行ってきました。僕が育った海水浴場は盛り土がされてまっ平らになり、まるで何もなかったようにしていたことに衝撃を受けました。そんな福島の現状を見て自分の中で整理がつくまで5年かかり、まずは小説を発表してから映画を撮りました」と映画を撮った理由を観客に説明。

 Q&Aでは観客から「なぜヒロインのみゆきの職業を市役所勤めの公務員にしたのか?」と言う質問が飛ぶと、廣木監督は「皆が同じような仕事をして同じように見える。そんな場所に主人公を置こうと考えました」と回答。加えて「僕は普通の人に興味があり、どんな暮らしをしてどんな生活をしているのか気になるんです」と話す。

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