2017/10/20 21:46

当局の圧力で中止になる映画祭 中国のインディペンデント映画の未来を悲観

中止に追いやられた北京インディペンデント映画祭の一部始終を描いた『映画のない映画祭』のワン・ウォ監督
中止に追いやられた北京インディペンデント映画祭の一部始終を描いた『映画のない映画祭』のワン・ウォ監督

 隔年で開催される山形国際ドキュメンタリー映画祭2017で、2014年に中国当局の圧力によって中止に追いやられた北京インディペンデント映画祭の一部始終を赤裸々に映し出したドキュメンタリー映画『映画のない映画祭』(中国)がアジア千波万波部門で上映され、ワン・ウォ監督が舞台挨拶を行った。

 中国では当局の検閲を受けていない映画は海外映画祭への参加はもちろん、国内市場での上映も不可とされている。そんな中で2006年に北京郊外の芸術家村・宋荘でスタートした北京インディペンデント映画祭は、中国ではなかなか観ることのできない国の内情を赤裸々に描いた刺激的な作品も上映し、さらに貴重な国内外のインディペンデント映像作家の交流の場となっていた。

 当初は当局も静観していたという。しかしSNSなどが盛んになり情報統制が難しくなってきた2011年頃から締め付けが厳しくなってきたようだ。時には映画が上映できないよう地域一帯を停電にするなどの妨害行為もあったという。2014年には強行策を実施。“村民”を名乗る人たちが映画祭事務所に出入りする人たちを暴力を持って排除。さらに責任者は警察へ強制連行されて映画祭中止承諾書に無理矢理サインをさせられた挙げ句、事務所内を捜査され作品アーカイブやパソコンなども全て没収されたという。

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