2017/10/25 11:10

『この世界の片隅に』韓国全土で公開へ 片渕監督「『知っていたつもりの戦争』に違和感を持ってほしい」

『この世界の片隅に』の片渕須直監督が現地でインタビューに応じた
『この世界の片隅に』の片渕須直監督が現地でインタビューに応じた

 韓国で開催された第19回プチョン国際アニメーション映画祭で、戦時中に広島・呉にいた一人の少女の姿を描いた映画『この世界の片隅に』が韓国初上映された。現地の観客と上映を鑑賞した片渕須直監督は上映後のインタビューに応じると、「映画の上映中は固唾をのんだり、笑うところでは笑う。日本と同じ反応でした」と明かしつつ、各人が観念的に捉える「イメージの中での戦争」に違和感を与えることができればと語る。その真意について聞いた。

 映画を観た観客からの評価は上々であったが、韓国ならではの違和感を与えた部分もあったという。10月22日の映画祭での上映後のQ&Aで片渕監督は、観客から「天皇が敗戦を告げるラジオ放送の後に韓国の国旗である太極旗が掲げられる意味」について問われる場面があった。その際に片渕監督は「当時の韓国と日本の間には不幸な歴史があった。彼女の日常は日々の家事に追われることであり、世の中の色んなことを知らないまま来てしまっていた。それでも彼女が料理していたお米の一部は韓半島から来たものであると気づくことができたはずだと思います。だから、彼女はいろいろなものを失う中で、いつか本来自分がそうだったはずの『ふつうの人』であることから次第に戦争に加担する気持ちを高めてしまっていた。頭から冷水を浴びせられたように、そんな自分に気がついて彼女は泣いたのだと思います」と説明していた。

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