2017/10/28 20:08

福島警戒区域での驚愕の現実…野口健が見たもの

自らの体験を語った野口健
自らの体験を語った野口健

 2011年の福島第一原子力発電所事故で被ばくした牛たちを、国からの殺処分通達に反して、現在まで生かし守ろうとする畜産農家たちの姿を約5年間にわたり追ったドキュメンタリー映画『被ばく牛と生きる』の初日トークイベントが、28日、都内で行われ、数々の被災支援活動を行う登山家・野口健が、松原保監督、榛葉健プロデューサーと共に登壇。野口は、自身も福島20キロ圏内(警戒区域)に入って経験したことを語り、「現実に何が起こっているか、見て知ってしまうのは、それを背負うこと。20キロ圏内に5年も通い続けた監督は、並み大抵の人ではないです」と松原監督をねぎらった。

 原発事故後、国は原発から半径20km圏内を“警戒区域”に指定し、2011年5月、同域内にいるすべての家畜の殺処分を福島県に指示。立入禁止となり避難を余儀なくされた農家の大半は、殺処分に涙を飲んで応じたが、10数軒の畜産農家はこれに同意せず、膨大な餌代を、賠償金を切り崩したり自己負担しながら、出荷できない被ばく牛を生育し続けている。震災前に約3,500頭いた牛は、牛舎につながれたまま残されて、餓死した牛も約1,400頭に上るという。故郷と仕事を奪われた畜産農家たちが「存在が許されない声なき命を守りたい」と挑む静かな闘いを追う本作。

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