2017/11/01 19:51

坂本龍一『戦メリ』最初は役者のオファーだった 映画音楽への思い語る【第30回東京国際映画祭】

坂本龍一
坂本龍一

 作曲家の坂本龍一が1日、都内で開催中の第30回東京国際映画祭のSAMURAI賞の授賞式に登場し、本映画祭の特別招待作品の『Ryuichi Sakamoto:CODA』の舞台挨拶、同日開催のスペシャルトークイベントで映画音楽への思いを語った。

 映画音楽家として数々の栄誉を手にしてきた坂本に送られたSAMURAI賞は、比類なき感性で「サムライ」のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称えるもの。壇上で、久松猛郎フェスティバル・ディレクターからトロフィーを受け取った坂本は、「4回目のSAMURAIアワードをいただきましてありがとうございます」とあいさつ。刀のような形をしたトロフィーについて「最初に関わった『戦場のメリークリスマス』で刀を振ったことを思い出しました」とスピーチした。

 授賞式後は、本映画祭の特別招待作品で坂本に5年間密着したドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』の舞台あいさつが行われ、監督のスティーブン・ノムラ・シブルとともに坂本が再登場。シブル監督は「映画は一人では作れないので、坂本さんのほか、たくさんの方々のおかげでこの日を迎えることができました。ありがとうございました」とあいさつ。坂本は撮影中に病で倒れたことを明かし、「多分監督はシメシメと思ったはずです」と話すと場内は笑いに包まれた。司会者から「坂本さんにとって映画音楽とは?」と聞かれると、坂本は「難しい質問だな」と首を傾げながらも、「音楽が必要とされる場所に、音楽があれば映画の中の音楽の役割は最高に幸せだと思います」と思いを語った。

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