2017/11/02 08:18

坂本龍一ドキュメンタリーは“極上の音で見せる”

坂本龍一の創作に迫る…演奏シーンは鳥肌 (C) 2017 SKMTDOC, LLC
坂本龍一の創作に迫る…演奏シーンは鳥肌 (C) 2017 SKMTDOC, LLC

 世界的音楽家の坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』でメガホンを取ったスティーブン・ノムラ・シブル監督が、初上映を迎えたベネチア国際映画祭にて、観客の反応から本作に込めた思いなどを語った。

 本作製作のきっかけは、坂本がオーガナイザーを務め、「脱原発」を呼びかける音楽フェス「NO NUKES」を取材したいというシブル監督の願いから。しかしそれは、震災と闘病を経て、音楽家として新たな局面を迎える坂本を5年にわたって捉える大掛かりなものとなった。ついに初披露されたベネチアで、観客から惜しみない喝采を浴びたシブル監督は、「完成できてよかったというのが一番大きいですね。もちろんスタンディングオベーションとかうれしいですよ、そういうのがあって感無量ですけど、本当に映画が完成出来てよかったなと」とまずは安堵の表情を見せる。

 坂本が新アルバムを制作するうえで、敬愛するアンドレイ・タルコフスキー監督作のサウンドトラックに触発される姿が本編では印象的だが、シブル監督自身もかなり影響を受けていたそう。「タルコフスキーの映画、僕も昔からすごく大好きで、この映画の編集をしているときもタルコフスキーの本とか読んでいたんです。その中に編集の仕方とかについていろいろ書いてあって、それを参考にしながら編集したんですが、映画ができたときにそれでいいのか、不安になるわけですよ(笑)。そこでまた彼の本を読んでみたら、“映画は完成したら、勝手に独り歩きしていくものだから、あまり考えるべきでない”みたいなことが書いてあって」。

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