2018/01/12 05:25

「わたしは補欠ヒロイン」木村文乃の女優力

木村文乃 写真:中村嘉昭
木村文乃 写真:中村嘉昭

 2006年にスクリーンデビューして以来、数々のテレビドラマや映画に出演してきた女優・木村文乃。これまでは、フェミニンで柔らかいルックスを持ちつつも、テレビドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(2015)の刑事役や、「A LIFE~愛しき人~」(2017)の外科医アシスタントなど、強い意志を持つ媚びない佇まいがはまっている印象が強かったが、新作映画『伊藤くん A to E』(上映中)では、したたかで毒々しくありつつ、弱さもみせる人間味あふれる女性を好演。さらに『火花』(2017)では金髪の派手なルックスながら男性を優しく包み込む母性、『追憶』(2017)では身ごもった女性の不安定さを垣間見せるなど、表現の引き出しが格段に増えているような印象を受ける。彼女にとって何か大きな変化があったのだろうかーー。

 映画『伊藤くん A to E』で木村が演じた莉桜は、ヒット作を世に送り出した脚本家でありながら、近年はスランプに陥っている崖っぷちのアラサー女性。プライドが高く、恋愛に悩む女性に対し腹の底では毒を吐きまくっているが、その実は自分が一番痛い女であるという役柄を、憎々しくかつ愛おしいという、相反する感情を湧きあがらせるキャラクターに仕上げた演技力に圧倒される。

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