2018/01/19 08:15

視聴スタイルの多様化で岐路に立たされる映画監督の「今」

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ベアトリス・ダルら名だたるスターたちと組んできた諏訪敦彦監督
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ベアトリス・ダルら名だたるスターたちと組んできた諏訪敦彦監督

 『ユキとニナ』から8年ぶりとなる諏訪敦彦監督の仏日合作作品『ライオンは今夜死ぬ』が1月20日より公開される。フランスの名優ジャン=ピエール・レオを主演に、映画を作ることの楽しさ、映画を観ることの喜び、そして生きることの素晴らしさを描く映画だ。南仏の美しい風景を捉えた本作は、映画館のスクリーンでこそ、その魅力を最大限に堪能できるものだが、昨年2017年のカンヌ国際映画祭のコンペティションでNetflix配信作品が選出されたことが争点になっていたように、昨今はネット配信サービスの普及により映画館以外で映画を観ることが増えてきているのも事実。そこで国内外のキャストやスタッフと多くの名作を生み出してきた諏訪監督の意見を交え、映画を観るスタイルの多様化について考えてみたい。

 今や初めて観た映画はネット配信だったという世代も多いのではないだろうか。ゆえに世代の違いで映画への反応も違ってくるのではないか? そのことについて監督は「僕は映画館に愛着がある世代だと思う」と自身について答え、初めて心動かされた映画との出会を明かす。フランス映画を代表する監督の一人であるジャン=リュック・ゴダールの作品で、深夜にモノクロの小さなテレビで観た『軽蔑』(1963)だったという。「赤や青などビビッドな色彩の映画を、シネスコのワイド画面もないテレビで観たので、いろいろな要素が損なわれているはず」としながらも、「その時に感じた『何だこれは!』という驚きは今でも忘れられない」という。

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